格安simとワイマックスの最も大きな違いは、提供されている契約プランのコンセプトにあります。
格安simは最も安いもので月額500円前後からあり、少しでもリーズナブルな料金で提供することを目指し、
毎月使用できるギガ数に制限があったり昼休みや週末など混雑時には速度制限が実施される場合があります。
格安simは主にライトユーザーのメイン回線やヘビーユーザーのサブ回線としての利用が多く、
低速であってもちょっとしたウェブ検索やメールやメッセージの送受信、低画質な動画の閲覧程度なら十分です。
その一方でワイマックスでは月額2000円から5000円程度で超高速通信が使い放題となるのが魅力で、
ハイビジョンや4kクラスの高画質な動画でも快適に閲覧できるほか、昨今需要が高まっている
リモートワークやオンライン会議など連続的なデータの送受信を安定して行うのが求められる分野には最適なサービスです。
また、容量無制限で月額料金が定額であることから、残りの容量や追加料金について一切気にせずに利用できるのもメリットです。
このように提供されているサービスのコンセプトを詳しく知り、予算や利用目的から自身にとって最適なプランを選択するのがおすすめです。
契約期間や違約金から考える
格安simは月額料金が安いだけではなく、お試しで加入して通信速度や繋がりやすさなどに不満があった場合、
あるいは他社で新規加入者に端末や月額料金が大幅に安くなったり、キャッシュバックが受けられると言った
魅力的なキャンペーンが開催されることがあります。
そんな時は番号ポータビリティ制度を利用して、使い慣れた電話番号をそのままに簡単に乗り換えられるのも魅力ですが、
最低契約期間が設けられている場合があり注意が必要です。
ここで気になるのが、途中で解約した際の違約金の問題です。一部の格安sim事業者では廃止の方向で検討されているものの、
多くは3000円から10000円程度に設定されており、この支払いを気にして多少の不満があっても使い続けるユーザーも少なくありません。
一方、ワイマックスの場合は多くの格安simとは違い、2年または3年の長期契約を結ぶことを条件に
月額料金が大幅に割引になるサービスを提供していますが、中には途中解約になっても
一切の費用が発生しない解約サポートを提供している事業者もあります。
自身がどの程度の通信速度を求めているのか、どれだけの期間にわたり利用する予定があるのかが鍵を握っており、プランを選択する際の判断材料になります。